アイデア・ブック スウェーデン式 フレドリック・ヘレーン (著)
この本は、元々神田昌典さんの英語教材でのインタビューゲストだった著者に興味を持って購入しました。
CDインタビューでは、こんな逸話が話されています。
- このアイデア・ブックを日本で売るために、まずスウェーデンで1人の日本人に翻訳してもらい、それを1000部印刷したあとに来日し、出版社へ持ち込んだ
- 車を運転中、ちょうど隣に止まった車が欲しくなり、販売店に行く事を考えるより先に直接その車の持ち主に「いくらなら売ってくれるか?」と聞いたところ、ちょうど売るタイミングを探していたところで、安価に購入できた
- 冬の季節はずれの時期に、島を売りたがっていた人から30%の値段で購入した。(夏であれば300%の値段はしただろうとの事)
そんな、 普通の人であれば考え付かないようなことを平気でやってみるのも、ノーと言われても、笑われてもめげない著者のポジティブさなのでしょう。
この、アイデア・ブックはまるで絵本のような装丁で、30ものアイデアのヒントが書かれています。
ひとつだけピックアップすると
囚人用ベビーフード
別の方向から考えてみるアメリカのフロリダ州。とある街の警察署長には、毎年春になると決まってあることに悩まされてきました。春休みを楽しむ学生の一部が羽目をはずしすぎるのです。酒をしこたま飲み、煙草を吸い、思いつく限りの馬鹿をしでかします。
署長と部下たちはこの時期、泥酔した学生や酒の勢いで問題を起こした学生の取り締まりに追われ、大忙しでした若者たちを留置場に放り込んでも、問題は一向に減りません。それどころか、留置場で夜を明かすのは「クール」で「マッチョ」であり、あとで仲間に自慢できることだったのです。
警察は、罰則を厳しくすることにしました。拘留を二晩に延ばしたり、食事をパンと水だけにしたり、パンを取り上げたりもしました。それでも事態は変わりません。
そのとき、罰則を厳しくしたところで無駄だと署長は気づきました。アメリカでは、どちらかと言うと、「うまくいかなけりゃ、もっと強く頭を壁にぶつけろ」式に物事を考えるのが一般的です。禁固刑1000年が、あたかも500年より犯罪抑制効果があるかのように存在します。しかしこの署長は、典型的な考え方にはまりませんでした。
学生たちを一人前の大人として扱うのではなく、小さな子供として扱い始めたのです。学生たちを一晩だけ留置し、食事にはベビーフードを与えました。留置場から出てきても、もう何の自慢にもなりません。ベビーフードを食べさせられたと仲間も知っているのですから。留置場に入っても、もはや「クール」でも「マッチョ」でもないのです。
ちょっと、長く引用しすぎました。。。。
この本はページ数も少ないですし、すぐに読めるのですが、読むたびに別の新しいアイデアがわいてきます。ちょっとしたスキマ時間のアイデア出しにお勧めです。
ちなみに、著者のサイトにもうひとつのアイデアブックが販売されています。300ページのうち、30ページ分がPDFで読めるのですが、こちらも面白いです。サイトはこちらですIDEABOOK
目次
針を探す
はてなタクシー
世界初の創造性テスト
メタファーで表現する
エジソンのアイデア・ノルマ
組み合わせ妙
いつものやり方
アイデアは潰されやすい
満腹病
メキシコ・オリンピック〔ほか〕
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tenさん、おはようございます。
引用された例は、大変興味ありますね。
そういう考え方こそ本当の「アイデア」なんだと思います。
smoothさん、こんばんは
この本にはいろんなアイデアとともに、例題も付いていて、読者に考えさせます。
その考える時間が結構楽しいです。