目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント 岸良裕司(著)

CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
久しぶりに、自分の仕事に直結する本を読みました(笑)。元はIT関連のコンサンタルトを生業としているのですが、最近はプロジェクトマネージメントの仕事ばかりしています。PMBOK とか OPM3とか、EVA とか、プロマネしている人にはお分かりの単語かと。
そんな、はやりの手法を理解し適用してもやっぱりハマってしまうのは、プロジェクトマネジメントの難しさたる所以でありますが、この本はそんな悩みを抱えるプロマネにとって、福音となるかもしれません。
TOCとかCCPMって、残念ながら初耳だったのですが、この本によると、各タスクのサバ(バッファー)を全部、親方(プロマネ)に任せてしまう事によって、プロジェクトの納期を管理し、人間のやる気を起こさせる方法です。
おそらく、元々の概念は難しいのでしょうが、この本では「プロジェクトの害虫」達を使って分かり易く書かれています。サバよみ虫、パーキンソン虫、一夜漬け虫、ていねいな仕上げ虫、マルチタスク虫。
サバよみ虫は人間であれば誰でも持っているもので、「何日でできる?」と聞かれれば、担当者はサバを読み、その上に報告する管理者も加えてサバを読む。仕事が早く終われば、ていねいに仕上げるタスクを追加し(ていねいな仕上げ虫)、逆にぎりぎりにならないとやる気が出ない(一夜漬け虫)。
ここにはチョーやる虫になるため(させるため)の極意があります。いつもプロジェクトが綱渡り(たまに落下する)方にはお勧めの本です。
目次
1 プロジェクトが遅れるわけ
2 科学的サバ取り段取りと親方バッファ
3 「あと何日」の進捗管理
4 実践編 実践的工程表の引き方「科学的段取り八分」
5 マルチプロジェクトマネジメントの極意は「経営」そのもの
6 TOCを使えば「当たり前のこと」ができるようになる
7 事例紹介


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