アーカイブ

2006 年 1 月 15 日 のアーカイブ

仕事の思想―なぜ我々は働くのか 田坂広志(著)

2006 年 1 月 15 日

仕事の思想―なぜ我々は働くのかPHP文庫
仕事の思想―なぜ我々は働くのかPHP文庫

 田坂氏の本の4冊目です。ここまで連続して同じ著者の本を読むと、他の本と重複する箇所も出てくるのですが、逆にそれが復習となってより強く記憶に残りますし、読む速度も早くなります。

 「仕事の報酬は、仕事である」「仕事の報酬は、成長である」というのは田坂氏の他の書籍でも述べられている普遍的な言葉ですが、この本では「成長の方法」は「夢を語り、目標を定めることである」と結論付けます。

 「夢を語る」ことの大切さは誰もが理解していながら実践できないのは、本気で夢を語っていないからで、「理想家」と「夢想家」の違いもそこにあると言います。私のような「夢想家」は、こころのなかで夢らしきものを思い描きますが、人前で語ることも無く、単なる「願望」としてあるだけです。「理想家」は本気で夢を語り、その夢を実現するために目の前の現実を変えようとする。その「現実を変えようとしているか、否か」が2つの人物像の違いです。

 夢や目標を語ることを恐れず、人前で夢を語ることにより、発言に対する責任を持つ。そのことが重要であると。

 この本は、田坂氏が新入社員として仕事を始めた30年前から今までのエピソードを交えながら、私たちに仕事に対する心構え、成長の楽しさを教えてくれます。

 先日ご紹介した、「知的プロフェッショナルへの戦略」で書かれていた「師匠の技の背景を見よ」というのは、まさに田坂氏の本に適用すべき事で、言い換えれば、本の行間を読むことで田坂氏のディープ・ナレッジを少しでも感じることができるのではないかと思っています。まだまだ私はそのレベルには達していませんが。

 仕事に対して疑問を持ったとき、環境を変えようと思ったとき、是非読んでいただきたい本です。

■他にも読んだ田坂氏の本の感想

使える 弁証法

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

目次

●第1話 思想/現実に流されないための錨
●第2話 成長/決して失われることのない報酬
●第3話 目標/成長していくための最高の方法
●第4話 顧客/こころの姿勢を映し出す鏡
●第5話 共感/相手の真実を感じとる力量
●第6話 格闘/人間力を磨くための唯一の道
●第7話 地位/部下の人生に責任を持つ覚悟
●第8話 友人/頂上での再会を約束した人々
●第9話 仲間/仕事が残すもうひとつの作品
●第10話 未来/後生を待ちて今日の務めを果たすとき

 ちなみに、毎回貼り付けている、本とポストイットの写真ですが、中を開けるとこのような感じです。写真だと分かりにくいですが、ポストイットは2/3が透明なので、中の文章を隠すことはありません。本から、ちょっと飛び出るくらいの位置に貼り付けるのは大分うまくなりました(笑)



関連してそうな記事:

  • 先週購入した本(2008/8/10~2008/8/16)
  • でこちゃん わたしのえほん つちだ のぶこ (著)
  • “新富裕層”マーケティング ポール・ヌーンズ(著)
  • 先週購入した本(2009/3/15~2009/3/21)
  • 先週購入した本(2006/5/28~6/3)