理系思考 エンジニアだからできること 大滝令嗣(著)
この本は東芝を経て、現在は組織・人事コンサルティングの会長を務める大滝 令嗣さんが元エンジニアとして、今のエンジニアに対するアドバイスを書いたものです。
今までのエンジニアは専門分野に特化しすぎたためにつぶしがきかず、同時に単純労働者的な社員を求める日本の大企業からいいように使われてきました。そのため、海外と比べても給与も低く、日本でも文系と比べて稼げていないという統計が出ています。その差は最大で5000万円!にもなると言います。また、70%が転職未経験者というのも驚きです
そんなエンジニアに対し、視野を広げるための心構えやビジネススキルを参考書籍や学習の方法を示しながら説明しています。加えて、予測や選択の場面でも得意である理系思考を使って効率的に最適解を見つけ出す事ができるという事例も載っています。
そのような得意分野を応用し、エンジニアではない全く別の分野へ転職することも可能であると言います。私も最初の会社ではエンジニアを目指していましたが、途中で売ることに興味を持ち、部署を移動、そして転職後はコンサルタントをしています。この本を読んで、もう少しエンジニアとして技術を高めておけばよかったな~と感じています。
自分はエンジニアで、マネージメントなんか知らないよという方には、自分の価値を高めるために是非読んでいただきたい本です。
目次
はじめに
序章 つぶしのきかないサラリーマンになるという危機感
1 エンジニアは本当につぶしがきかない?
2 今も変わらぬエンジニアたちの苦悩
第1章 エンジニアを大切にしない日本
1 不安感が拭えない日本の行く末
2 エンジニアを飼い殺しにする大企業
3 エンジニアとして生き残るために
第2章 見方を変えれば、今の仕事もうまくいく
1 会社に自分の人生を決めさせない
2 自分なりのテーマを見つけよう
3 ビジネススクールの是非
4 エンジニアに役立つ勉強術
5 自分の未来を切り拓くために
第3章 いつか、人の上に立ったとき
1 プロジェクトリーダーになってしまった!
2 リーダーの三条件
3 日ごろのネットワークが君を救う
第4章 エンジニアを卒業するなら
1 理系思考はすべてに活かせる
2 理系だからこそ転身しやすい職業
3 起業という選択肢
4 経営学とは無縁の経営者たち
5 転んででもタダでは起きない精神
終章 エンジニアは錬金術師
1 エンジニアは、価値創造の中心にいる
2 バラ色のエンジニア生活を送るために
3 宇宙へと広がるエンジニアの夢
4 エンジニアはつぶしがきく!
おわりに
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